Financial用語

都市銀行、地方銀行【金融用語 金融機関編】

Financial用語
都市銀行
概要
主に短期金融における事業を営み、大都市に本店を置いて全国に店舗展開をしている銀行。顧客対象は個人や法人。「都銀」とも呼ばれています。
解説
都市銀行とは、東京や大阪などの大都市に本店を置き、店舗網が全国に広がっている銀行を指します。預金を資金源にして融資を行う預金取扱金融機関であり、短期金融を主業務とする普通銀行です。とはいえ、都市銀行という枠組みにどの銀行を含めるかの判断は分かれているようです。金融庁の規定では、2015年1月現在の都市銀行は、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行の5行です。一方、日本銀行や全銀協の統計では、金融庁の規定する5行に、埼玉りそな銀行を加えた6行を都市銀行として集計しています。なお、メガバンクとは、都市銀行の中でも特に規模が巨大な銀行グループのことを指します。2015年1月現在では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループが国内メガバンクの3大グループです。
Financial用語
地方銀行
概要
営業基盤を地方に置き、主に都道府県レベルで地域社会と密接に結び付いて金融事業を行っている、普通銀行。
解説
地方銀行は、預金を資金源に融資を行う預金取扱金融機関で、日本銀行では「全国地方銀行協会に加盟する銀行」と定義されています。全国地方銀行協会の定款では、加盟会員を「銀行法により免許を受けた銀行であって、主たる営業基盤が地方的なもの」と定めています。地方銀行は、営業基盤のある地域とともに発展する金融機関として、利便性の向上や金融サービスを通して街づくりや地域経済の活性化に力を注いでいます。地方銀行の中には、まさしく地域密着で地元企業や自治体の指定金融機関になり、強みを発揮している例が多くあります。地元でのATM端末台数に圧倒的な数を誇ったり、ユニークなビジネスモデルを看板にするなど、業務を拡大している地方銀行は珍しくありません。

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