すぐに売却できる成行注文で売却するには
ビットコインを売却する場合も成行注文、指値注文を使えます。まずは成行注文の手順について紹介します。保有しているビットコインは販売所や取引所でかんたんに現金化できます。売却時には売値と買値の差(スプレッド)にも注意しましょう。
ビットコインを売却する
ビットコインを手に入れても、支払いに使える場所はまだ多くありません。そこで「ビットコインを買い取ってくれるところがあるのか」と不安になる方も多いことでしょう。しかし、現在購入したビットコインは、実はかんたんに現金化することが可能です。
もっとも気軽に売却する方法は、ビットコインの取引所を利用する方法です。ビットコイン取引所では、ビットコインを購入するのと同時に売却することも可能です。上述のように、ビットコインはまだまだ用途が限定されているので、ビットコインの参加者のほとんどは、値上がりを期待した投機目的であるのが実情です。
将来の値上がりを期待して安いときに買い、相場が上昇したら売って利益を確定させるということが行われています。売却のタイミングによっては買ったときよりも下がっていて、大きく損をすることもあります。
ちなみに、ビットコイン取引所は24時間、365日取引が可能です。正月や祝日もありません。また、取引所だけではなく、販売所でも売却は可能です。ここではもともと保有していたビットコインを円に替えることも可能です。
なおこの場合、注意するのは「買値」と「売値」の差です。FXではこの差のことをスプレッドと言い、売値よりも買値の方が高いのが一般的です。この差がいわゆる業者の取り分となっています。
たとえば、購入したときは12万円だったが、そのまますぐに売ったら11万9,000円ということもあります。業者によってこのスプレッドは異なりますので、なるべく有利なところを選びましょう。
ビットコインをすぐに売却できる
ビットコインの購入と同様に、売却時にも「成行注文」と「指値注文」の2つを選択できます。ここでは成行注文でビットコインを売却する手順を確認します。なお、次の章では実際にビットコインで商品を買う方法について解説するので、このレッスンはビットコインを売りたくなったときに確認してください。
1「売り」はオレンジ色で表示される
[売り]ボタンをクリックすると、[売り]ボタンとスライドパー、[注文]ボタンなどがオレンジ色で表示されます。ビツトコインを売却する際は、オレンジ色でボタンが表示されていることを確認しましょう。
2予想売却価格を必ず確認する
売却する数量を入力すると、その下の欄に予想売却価格が表示されます。想定よりも低い金額で売ってしまうことがないように予想売却価格を必ず確認しましょう。
3注文を実行しよう
予想売却価格がイメージに合っていたら、[実行]ボタンをクリックすることで注文が実行されます。一度実行するとキャンセルは難しいので、内容に納得がいかない場合は手順2で[キャンセル]ボタンをクリックしましょう。
4注文の約定とは
約定とは、売りや買いといった注文に買い手や売り手が現れ、売買が成立した状態のことを指します。蟇本的に約定後はキャンセルができません。成行注文の場合はすぐに約定されることが多いので、注文前に必ず数量を確認しましょう。
急ぎの場合は成行注文で売却しよう
成行注文は、そのときの市場での売却可能な値段でビットコインを売却します。予想売却価格は目安にしか過ぎないため、予想以下の価格で売却されてしまう場合もあります。そのため、緊急に売却したいときのみ使用しましょう。大量のビットコインを売却したい場合は特に気を付けてください。