価格の変動が大きい相場変動リスク

順調に規模を拡大してきたビットコインですが、もちろんリスクもあります。ビットコインには、法定通貨と異なる様々なレベルのリスクがあることを認識しておくことが大切です。

変動リスクを知っておく

まずはじめに、ビットコインはドル円やユーロ円などのフィアット通貨の市場と比べると、非常に価格の変動が大きいということを認識しておく必要があります。世界的に流通しているとはいえ、ビットコインに流入している資金そのものは、法定通貨の市場と比べると小さな規模であるため、相場が大きく変動します。

ビットコインの1日価格変動率はドル/円の数倍~数十倍とも言われ、1日で数%変動することはよくあります。このボラティリティ(価格変動率)の大きさがビットコインの大きな特徴の一つでもあり、このハイリスク・ハイリターンの市場が魅力となり、ビットコインを支払い手段として利用するよりも、投機目的で保有する人が多いです。

ビットコインの魅力の一つでもあるボラティリティ(価格変動率)の大きさは、必ずしも良いこととは限りません。価格変動が大きいことは、数時間で大きな利益を上げることができますが、反対に大きな損失を出してしまうリスクも当然ながらあります。

株式などは「ストップ高」「ストップ安」が存在しますが、ビットコインをはじめとする暗号通貨(仮想通貨)の取引では、ストップ高・ストップ安は存在しません。取引所での市場の相場には天井がありませんので、利益・損失に天井がありません。

ストップ高・ストップ安がないこともビットコインの価格変動の要因だと言え、暗号通貨(仮想通貨)市場の成熟度が浅く不安定なため、少しの出来事で価格が変動します。また、資本流入が小さく市場規模が小さいため、大口の参入により市場操作が行えてしまう可能性もあります。

なぜ暴落・高騰したのか、明確な原因が分からない変動も珍しくありません。ボラティリティ(価格変動率)が大きく、ストップ安・ストップ高が存在しないことから投機的な市場になりつつあり、このような値動きの大きい状況では、通貨として安心して使用できないという声もあります。

今後の各国政府の規制や世界情勢により、ビットコインをはじめとする暗号通貨(仮想通貨)市場に、新規の資本が大量に流入してくることになれば、ボラティリティ(価格変動率)も小さくなり、通貨としても投資としても扱いやすくなっていくことでしょう。

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