Financial用語

G7、G20【金融用語 国際金融編】

Financial用語
G7
概要
先進7ヵ国の財務大臣・中央銀行総裁が集まり、国際的な経済・金融問題について討議する国際会議。
解説
単にG7という場合は、「財務大臣・中央銀行総裁会議」を指していることがほとんどです。もともとは先進国首脳会議(サミット)参加国間で、物価や為替における問題点を協議する場として設立され、第1回は1986年9月にワシントンD.C.で開催されました。メンバーはフランス、米国、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの財務大臣および中央銀行総裁です。ドイツ、フランス、イタリアの中央銀行であるECB(欧州中央銀行)からも総裁などが出席します。G7はIMF(国際通貨基金)の会議の合間に、非公式で同じ7ヵ国メンバーで開催される会議を指すこともあります。なお、サミットとは別の会議です。ロシアが加わりG8になる以前のサミットもG7と呼ばれていました。これは「先進国首脳会議」であり、政府の長が集まって国際的な政治、経済問題を討議する会議です。
Financial用語
G20
概要
20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)。国際経済協力や財政・金融問題、環境問題、途上国開発などを議論する場。
解説
G20は、G8(主要国首脳会議)の参加国と新興国の11ヵ国、そしてEUを加えた20ヵ国・地域のグループです。G20の首脳が集まる会議が「G20首脳会合」です。「金融サミット」とも呼ばれ、世界的な金融危機を受けて2008年に開催されました。正式名称は「金融・世界経済に関する首脳会合」です。G20の財務大臣および中央銀行総裁は、それより前の1999年より「G20財務相・中央銀行総裁会議」を開催しています。国際的な問題解決の場として1975年に7ヵ国で開催した先進国首脳会議(G7サミット)は、後にロシアが加わりG8になりました。その後、新興国が急速に発展を遂げたことや、先進国と新興国との間の問題解決にも対応するため、新興国が国際会議の席上に仲間入りをし、G20が開催されるようになりました。しかし、20の国と地域はそれぞれ異なる事情を抱え、まとまりに欠けるようです。

関連記事

  1. 目論見書、基準価額【金融用語 金融商品編】

  2. 発行市場、流通市場【金融用語 基礎編】

  3. ストックオプション、従業員持株会制度【金融用語 金融商品編】

  4. マネー・ローンダリング、インサイダー取引【金融用語 利用者保護編】

  5. 通貨切り下げ、ドルペッグ制【金融用語 国際金融編】

  6. 時価総額、減損会計【金融用語 金融商品編】

ピックアップ

  1. 暗号資産

最新コンテンツ


PAGE TOP

暗号資産

ルナクラシック[Luna Classic](LUNC)

暗号資産

バイナンスコイン[BinanceCoin](BNB)

設定方法

シンボルウォレットのダウンロードと設定方法【Symbol Wallet】デスクト…

設定方法

シンボルウォレット ハーベスト設定方法【Symbol Wallet】デスクトップ…

設定方法

Symbol モバイルウォレットの使い方【Symbol Wallet ios】ア…