Financial用語

年金基金の積立不足、個人年金保険【金融用語 金融商品編】

Financial用語
年金基金の積立不足
概要
確定給付型の年金制度において、将来支給する年金の運用状態が悪く、現時点で必要な年金資金額に足りていないこと。
解説
確定給付企業年金は、将来の年金額に達するように運用利回り分が殖える計算で、割引率を使って年金額を現在価値に置き換えます。運用が思うようにいかない場合には、現時点で必要な年金原資の額には達しません。この状態を年金基金の積立不足といいます。バブル崩壊後、厚生年金基金で積立不足が相次ぎました。低金利と株式市場の低迷、円高による外貨建て資産の目減りなどが理由です。また、割引率が現実離れした水準であったことも一因です。AIJ投資顧問の詐欺事件を受けて、2014年4月には改正厚生年金保険法が施行されました。これにより財政難の基金は解散の道を選ばざるを得ない状況です。
Financial用語
個人年金保険
概要
長生きのリスクと死病のリスクへの備えを兼ね備えた保険。年金支払期間、年金額の計算方法などによる種類があります。
解説
個人年金保険は、老後の生活資金を貯める目的に死亡保険が付いた年金商品で、貯蓄型の年金と違う点は、税制上は保険商品とみなされる点です。しかし、生命保険のように医師の診査や告知は不要です。保険会社によって取り扱う個人年金保険の詳細が異なりますが、おおよその商品特性は次の通りです。保険料を一括で払い込む「一時払い」や、「月払い」「年払い」などで一定期間払い込むタイプがあり、保険料の払込満了の数年後またはあらかじめ定めておいた開始年齢から年金の受取期間が始まります。また、将来の受取年金額が契約時に定められている「定額型年金保険」と、運用実績によって年金額が変動する「変額型年金保険」があります。変額とはいえ、運用期間中の死亡保険金を最低保証する商品がほとんどです。受取期間による分類では、被保険者が生存している限り年金が受け取れる「終身年金」、被保険者の生死にかかわらず契約時に約束した10年間や15年間といった期間において年金が受け取れる「確定年金」、約束した年金支払期間中は被保険者が生存している場合に限り年金が受け取れる「有期年金」があります。

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