Financial用語

投資ファンド、商品ファンド【金融用語 金融商品編】

Financial用語
投資ファンド
概要
投資家から集めた資金を、株式、債券、不良債権、不動産などに投資し、得た収益を投資家に還元するスキーム。
解説
投資ファンドは、公募型の投資信託から特定の投資家が対象のプライベート・エクイティファンド、商品ファンドや不動産ファンドまで含まれます。投資ファンドが上場会社の株式を取得して大株主となり、経営陣に経営効率化や株主還元などを提案する例もあります。投資ファンドは、上場会社への投資だけでなく、株式市場では対応できないタイプの投資対象に資金を提供する重要な役割をも担っています。再生ファンドやベンチャーキャピタルなどです。これらはプライベート・エクイティファンドのいくつかのタイプで、会社の成長や再生を支援して株価や債権価値を高めて売却し、利益を得ています。ベンチャーや再建・経営改善への企業投資が前提なので長期投資となり、投資家は出資後の一定期間、換金できないのが通常です。
Financial用語
商品ファンド
概要
投資家から集めた資金を、貴金属、農産物、資源などに投資・運用し、その利益を投資家に還元する金融商品。
解説
商品ファンドでは、投資家から集めた資金を貴金属、農産物、資源などの商品で運用し、その収益を投資家に分配します。運用目標には「元本確保型」と「積極運用型」の2種類があります。元本確保型は、ファンドの資金のうちの多くを「ゼロクーポン債(割引型の債券)」や現先取引を使い、一定の期間後に投資元本以上になるように運用します。商品・金融・証券などの先物運用で積極的に収益の獲得を図る部分の組み入れ比率は低く、レバレッジを効かせています。一方、積極運用型は、運用の中身に制約がないため、ハイリスク・ハイリターンで積極果敢な運用をします。日本では元本確保型が主流ですが、これは元本を確保するという目標で運用しているものの、元本保証ではないので注意が必要です。

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