ネットワーク用語

マクロセル方式【Mobile 関連用語】

マクロセル方式

大出力のアンテナ基地局を用いて、単一の基地局で広い範囲をカバーしてしまう方式をマクロセル方式といいます。

概要
主に携帯電話が採用しています。セルとは単一のアンテナ墓地局でカバーでる電波の範囲のこと。マクロセル方式では、アンテナ基地局に広い範囲をカバーする大出力のものを使います。エリア拡大が容易である反面、人口密度の高い地域では、ひとつの基地局に負荷が集中してしまうのが難点です。
解説
セルとは、単一の基地局でカバーできる範囲のこと。マクロセル方式とは、大出力の基地局を用いることにより、ひとつの基地局で広い範囲をカバーする方式を指します。移動体通信の世界では、携帯電話がこの方式を採用しています。この方式ではひとつの基地局で数kmもの範囲をカバーするため、「エリアの拡大が容易」「高速移動中の通話に強い」という特徴があります。

しかし、建物等に遮られて電波の届かない範囲ができてしまったり、単一基地局で収容しなければいけない人数が多くなりすぎるなどの問題もあります。特に人口密度の高い都市部では収容人数の問題が深刻で、時には1利用者あたりの通信速度を下げるなどして、回線のパンクを避けなければいけません。通信速度が下がると、音声をより圧縮して送らなければならず、通話品質は自ずと劣化します。

上記の問題を解消するために、都市部ではマイクロセル方式を併用するという事業者も出てきています。その一方で、マイクロセル方式を採用するPHS事業者が、「より広範囲のエリアをカバーするため」として、一部地域でマクロセル方式を併用するという動きもあり、単純にサービスで区分けできるものでもなくなりつつあります。マクロセル方式では、基地局からだけでなく携帯電話機自体からも強い電波を発します。そのため、発生する電磁波によって機器が誤作動を起こすとされ、病院や飛行機の中などでは、その利用を制限されるのが珍しくありません。

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