Financial用語 |
繰上返済 |
概要 |
返済中のローン元金部分の一部や全部をまとめて返済し、返済期間の短縮や返済額の軽減を図ること。 |
解説 |
元利均等返済方式のローンの繰上返済には、毎回の返済額を変えずに返済期間を短くする「期間短縮型」と、返済期間を変えずに毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」があります。期間短縮型は、その時点で数回分先の返済額の元金部分をまとめて返す方法です。借り入れ直後ほど期間の短縮効果があります。できるだけ早く完済したい人に向いています。返済額軽減型は、その時点以後の残り期間の元金部分を均等に減らすよう、以後の返済元金を再計算する方法です。毎月の返済が苦しくなった場合に有効です。元利均等返済方式での繰上返済は、早い時期ほど毎回の返済額に占める利子の割合が高いので、利子を大きく減らす効果があります。 |
Financial用語 |
抵当権 |
概要 |
ローンの借り手が返済不能になった時、ローンの担保になっている物件を資金の貸し手が取り上げることができる権利。 |
解説 |
金融機関で住宅ローンを組み、マイホームを買った場合を例に説明します。金融機関がローン契約者の購入した家に抵当権を設定すると、ローン契約者は自宅に住みながらも自宅を担保にして住宅ローンを借りられます。抵当権が設定された物件の所有者は、担保(このケースではマイホーム)を資金の貸し手に手渡さずに資金を借りらます。万が一ローンを返せなくなった時には、金融機関は抵当権が設定された家を競売にかけるなどして、住宅ローンを回収します。この場合、抵当権を設定した金融機関は、ほかの借金の貸し手よりも優先的に不動産の売却資金を受け取ることができます。 |