プロキシサーバ
日本語にすると「代理サーバ」という意味。外部ネットワークへのアクセスを、内部ネットワークのコンピュータに代わって行うサーバです。
概要 |
通常プロキシサーバは、内部ネットワークと外部ネットワークとを遮断するファイアウォール上で稼動しています。外部から内部へのアクセスはファイアウォールで防ぎながら、内部から外部へのアクセスをプロキシサーバが代行することで、ネットワークの安全性が保たれます。 |
解説 |
日本語にすると代理サーバという意味で、外部ネットワークヘのアクセスを内部ネットワークのコンピュータに代わって行うサーバです。通常は、内部ネットワークとインターネットのような外部ネットワークとの境界に位置するファイアウォール上で稼動しています。この構成では、ファイアウォールによって外部との通信は遮断され、内部ネットワークに対する安全性が保たれています。
そして、内部ネットワークからのインターネットアクセスに関しては、プロキシサーバが各コンピュータからのリクエストを受け付けて代行することになります。たとえばWWWで特定のWebサイトを閲覧したい場合には、クライアントから「このURLのページが欲しい」とプロキシサーバにリクエストが飛び、プロキシサーバが代行してダウンロードしたデータをクライアントに渡します。これによって、ファイアウォールに遮断されているサービスが利用可能となるわけです。 プロキシサーバを用いると、内部から外部へのアクセスを集中して管理することができるため、セキュリティ上の利点といった他に、社内からインターネットヘアクセスできるユーザを特定の人物だけに制限することや、望ましくないWebサイトに関しては閲覧不可にしてしまうなど、柔軟な設定を行うことができるようになります。その他にも、代行して取得したデータをキャッシュとして活かすなど、応用範囲は様々であり、そうしたメリットから広く普及しています。 |