DASHはオンライン操作可能なデジタル通貨です。一般ユーザーはDASHを通して、安全な即時払いを利用できます。会社の方は全世界千万人のユーザーがサポートしているオープンソース決済プラットフォームを利用できます。
DASHの核は、独特のインセンティブP2Pネットからなる次世代のP2Pネットです。マイニングはブロックチェーンを保守することによって報酬を受け取り、マスターノードの持ち主は取引検証、データ保存やサービス提供で報酬を受け取ります。
マスターノードは新しいネット段階を代表しています。これによって高度な安全性を確保できる集合団体–仲裁チェーンが成り立っています。即時払い、匿名性、分散化管理など様々な分散化サービスの提供と共に、低コストのサイバー攻撃も防げます。
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ダッシュ[Dash](DASH)の詳細
ダッシュ
DASHとビットコインの違い
DASHは決済に利用されることを想定した仮想通貨です。DASHの取引単位は「DASH」です。現時点での時価総額は、暗号通貨全体の中でライトコインに次ぐ第6位であり、約3,000億円です。DASHは2011年に誕生しました。
もともとは「ダークコイン(Dark coin)」と名づけられていましたが、後にDASHに改名。改名し、新機能も実装することで、その後大きく時価総額が上がりました。DASHは、ビットコインと同様にP2Pネットワークで取引が行われます。
DASHとビットコイン一番の違いは「匿名性」です。ビットコインの取引は、個人情報に紐づかないビットコインアドレスのみで行いますが、ビットコインアドレスは公開情報であるため、特定のビットコインアドレスがどのような取引をしているかは簡単にわかるため、取引の透明性が高いと言えます。
DASHはこの「透明性」の部分にも「匿名性」を取り入れることで、高い匿名性を実現しています。DASHの送金の考え方は基本的にはビットコインと同じですが、ビットコインとは異なって、一つ一つの送金を個別には行いません。
簡単に言うと、いくつかの送金をまとめてシャッフルして送金処理が行われます。こうすることで、例えばAからBへ100円分のDASHを送ったとしても、記録として「AからBへ」ではなく、あくまで「Aが100円分のDASHを送金」「Bは100円分のDASHを受け取り」と残されるため、「誰から誰へ」という記録はわからなくなります。ここが、ビットコインとの匿名性の違いです。
MoneroやZcashとの違い
ちなみに、「Monero」という仮想通貨も、ビットコインより匿名性の高い仮想通貨として有名ですが、DASHとは匿名性の実現方法が異なります。DASHが「取引をまとめて」シャッフルするのに対してMoneroは「取引を分解」してシャッフルします。
例えば「160円分」の送金をする取引があったら「100円」「50円」「10円」に分解してシャッフルを行います。「Zcash」という匿名性の高い仮想通貨も存在します。Zcashは「ゼロ知識証明」という方法を用いて送受金の匿名性を実現します。
どのような技術でサービスを実現しているのか調べてみると、多くある仮想通貨の違いを深く理解することができるでしょう。匿名性を高めた仮想通貨は、犯罪資金のマネーロンダリングなどに悪用されるのではという懸念があります。
もちろんその懸念は存在しますが、一方で透明性の高い仮想通貨取引は、プライバシーが侵害される懸念があるのも事実です。取引をあまり公開したくない企業間取引などでは、ビットコインよりも有効な側面があります。
1即時決済
DASHの分かりやすい特徴として、「即時取引」(即時決済)があります。ビットコインが取引完了まで約十分程度かかるのに対し、DASHでは取引は「即時」に行われます。これは「Instantsend」と呼ばれており、DASHの前身である「ダークコイン」からDASHへ改名される際に実装されました。ビットコインよりも早く取引を完了させるライトコイン(取引完了時間は2.5分)よりも断然早い送金が可能です。DASHの開発陣も、「DASHは現金」を目指すと言っているように、より現金のような使い方ができる仮想通貨であると言えるでしょう。