ビットコインをハードウェアウォレットから取り出すには
ビットコインをハードウェアウォレットから取り出す手順を見ていきましょう。取り出す手順が、通常のウォレットとの最も異なる点です。
ハードウェアウォレットからビットコインを取り出す
ここではハードウェアウォレットからビットコインを取り出す方法を確認していきます。取り出す際に必要なのは、ハードウェアウォレットとパソコンのアプリです。送金を決定する際にハードウェアウォレットのボタンを使うことに注意しましょう。
1ビットコインアドレスをメールで送っておく
パソコンのアプリはQRコードを読み取ることができないため、送り先のアドレスは直接指定する必要があります。スマートフォンからアドレスをメールなどでパソコンに送り、コピーするといいでしょう。
2ハードウェアウォレットをパソコンにつなげておく
ほかのウォレットからハードウェアウォレットに送金する場合は、一度アドレスをメモしておけば、いちいちアプリを起動する必要はありません。ですが、ハードウェアウォレットから別のウォレットに送る場合は、ハードウェアウォレットをパソコンに接続してアプリを起動する必要があります。
3ハードウェアデバイスがウォレットの「鍵」になる
ハードウェアウォレットには取引に署名するための鍵が含まれており、アプリはブロックチェーンに問い合わせる機能だけしか持ち合わせていません。LedgerNanoSの右ボタンを押したときは、ハードウェアウォレットが署名をしています。
4取り出しは簡単にできる
スマートフォンなどのウォレットアプリとハードウェアウォレットの違いは、鍵がアプリに内蔵されているか、外に出されているかにあるといえます。通常のウォレットアプリは鍵が内蔵されているため、ビットコインをすぐに送ることができます。ハードウェアウォレットは、送るためにパソコンを使って鍵を開けるのです。ハードウェアウォレットとパソコンは金庫と金庫の鍵の関係だといえるでしょう。
ハードウェアウォレットは目立たないように使おう
LedgerNanoSは持ち運びも簡単で、PINコードのセキュリティがあるため、普段から持ち歩くのにも便利ですし、PINコードが知られていなければ盗まれても安全です。ただし、それがハードウェアウォレットであることを知っている人の目に留まると、所有者がマークされる可能性はあります。