ビットコインを個人間で送金するには
ビットコインはアドレスがあれば送金ができます。送り先のアドレスはQRコードで読み取るので、パソコンとスマートフォンを用意しておきましょう。
個人間送金をする
このレッスンでは個人間での送金方法を主に説明していきます。送金先の相手からあらかじめビットコインアドレスを送ってもらっておきましょう。
また、この後のレッスンでもウォレットからの送金は基本となるので、方法をしっかり理解しておきましょう。なお、ビットコインの送金には手数料がかかります。
ビットコインで会費を集めてみよう
ビットコインの金額を指定し、ビットコインのアドレスから作成したQRコードをグループで共有すれば、幹事がグループから会費を徴収できます。
送金額はビットコイン建てで入力する必要がありますが、ビットコインの最小単位(1satoshi)まで指定できます。メンバー内で共有するQRコードは、ウォレットによって作成されます。
送金の際の手数料を変更する
ビットコインは手数料に応じて送金できる速さが変わりますが、これは個人間で送金する場合も同様です。下記の手順で送金手数料を変更しましょう。支払いの目的に応じた優先度を指定すると、ウォレツトが自動的に手数料を算出します。
1直接会わなくてもアドレスが分かれば送金できる
ビットコインアドレスは公開されているので、メールやメッセンジャーアプリなどで送ってもらって問題ありません。また、直接面識がない場合でもビットコインアドレスさえあれば送金できます。
2ビットコインは小数点以下でやりとりをする
現金のやりとりに慣れていると、小数点以下のお金のやりとりには違和感を抱くかもしれません。しかしビットコインでは小数点第8位まで使えます。ビットコインの送金では小数点の位に気を付けて送金しましょう。
3ビットコインアドレスはどのぐらいあるの?
ビットコインアドレスは2の160乗、約1極(10の48乗)通りあります。誤送金した場合に、送金先がたまたまほかの人が所有しているアドレスという確率はゼロといってもいいでしょう。
4ビットコインの価格を確認しておこう
ビットコインの価格を日本円で自動表示するウォレットを使っている場合はそのまま送金できますが、価格がドルで表示されるウォレットもあるので注意しましょう。また、ビットコインは取引所によって価格が上下する場合があるので、複数の取引所の価格を調べると正確な価格が分かります。
5金額の打ち間違いに注意
ここではグループ内で1人のメンバーがビットコインでお金を集める例を紹介しています。通常の割り勘であればすぐにお金を融通できますが、ビットコインの場合は送金の取り消しはできず、また、再度送金する場合にも時間がかかります。幹事から返金するのも同様に手間がかかるので気を付けましょう。
6全員がビットコインを持っているかを確認しよう
ビットコインでの集金は、相手がビットコインを保有していることが前提となっています。そのためビットコインの保有の有無や、ウォレットに十分な量のビットコインが入金されているかを事前に確認しておきましょう。
7手数料は取引完了時間に比例する
ビットコインの取引は送金手数料によって完了時間が異なります。支払い完了までの時間を気にしないのであれば、一番低い手数料を選びましょう。[BTCMiningFee]で[SLOW(CheepFees)]を選んだ場合送金に時間はかかりますが、問題なく承認されます。急いでいる場合は優先度が高い[FAST(PriceyFees)]を選ぶことをお薦めします。
8個人送金で楽しもう
ビットコインの送金には手数料がかかるので、身近な友達のやりとりは、現金のほうが実際は向いています。しかし、画面の操作だけでビットコインのやりとりができるので、仲間内でのイベントとして試してみましょう。身近な友達と送金をすることで、ビットコインの1つのアクティビティーとして楽しんでみてください。
アドレスの入力を間違えると相手にビットコインが届かない
ビットコインのアドレスを打ち間違ってしまった場合、もちろん相手にはビットコインは届きません。また間違って送られたビットコインが戻ってくることもありません。可能性は非常に低いのですが、間違ったアドレスが他人のものだった場合、そのアドレスの秘密鍵を保持している人のビットコインとして扱われることとなります。アドレスの入力には十分に気を付けましょう。