ネットワーク用語

ハンドオーバー【Mobile 関連用語】

ハンドオーバー

携帯電話やPHSが、通話中に接続するアンテナ基地局を切り替えること。

概要
移動しながらの電話サービスを実現するためには欠かせない技術です。携帯電話はアンテナ墓地局の電波を拾って通話します。しかし、電波の届く範囲は決まっており、その外に出てしまうとつながらなくなるので、アンテナ基地局の電波は互いに重なるよう配置されています。電波はアンテナ基地局から離れるほど弱くなるので、重なり合った部分で電波の強い方に切り替えるようにして、通話が途切れないようにしているのです。
解説
ハンドオーバーとは、携帯電話やPHSなどの電話機本体が、通話やパケット通信を移動しながら利用している際に、接続する基地局を切り替えることです。携帯電話などの移動体通信サービスは、基地局をひとつの「セル」と見なし、そのセルを複数配置することでサービスエリアをカバーするのが特徴です。

このセルとセルには当然境目が存在しますので、移動しながら通話をしていると、この境目をまたぐケースというのも出てきます。通話やパケット通信等のサービスは、基地局と接続することで行われます。ですので、接続中の基地局がカバーしている範囲より外に出てしまうと、当然接続は切れてサービスが受けられなくなります。そうなる前に、移動先のエリアを担当する基地局に接続を切り替えて、サービスが継続して受けられるようにしなければなりません。

この切り替え処理が「ハンドドオーバー」です。エリアの境目であるとか、他の理由などで基地局からの電波が弱くなった時に、その時点でより強い電波を発している基地局へと接続先を切り替えます。過去のPHSにおいては、このハンドオーバー処理はかなり苦手な分野でした。処理自体に時間がかかることに加え、その間は通話が遮断されしまうことがあります。

マイクロセル方式であることから基地局のカバー範囲が狭く、ハンドオーバーが頻繁に生じていたこと。高速移動中には処理が追いつかず切断されていたこと等により、「PHSは切れやすい」という悪評を買う一因となりました。現在はPHSでも処理が改善されており、携帯電話も含めて多くの場合は一瞬で処理が終わるため、利用者がハンドオーバーを意識することはまずありません。

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