Financial用語

不良債権【金融用語 金融機関編】

Financial用語
不良債権
概要
金融機関が融資をした後、貸したお金の利子や元本が、約束どおりに支払われず滞っている貸出金のこと。
解説
不良債権は、1990年代後半から2003年頃まで社会問題となりました。バブル崩壊やデフレの影響で不動産等への貸し付けが返済不能になったことから、不良債権は残高を増やしました。不良債権を抱えた金融機関は、貸し倒れに備えて穴埋めのための資金を「引当金」という形で用意しなければなりません。返済不能になればこの引当金を取り崩し、損失として決算に計上します。また、引当金を積むことで経営の自由度も劣り、業績にも悪影響です。当時は、顧客からの貸付申し込みが不良債権となることを恐れた金融機関が、財務内容にさほど心配のない顧客に対しても貸付が消極的になってしまう「貸し渋り」も問題となっていました。

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