Financial用語

インターネットバンキング、異業種の銀行参入【金融用語 金融機関編】

Financial用語
インターネットバンキング
概要
銀行の店舗に出向かずに、インターネットを使って取引ができるサービス。リアル店舗を持つネットバンクと持たないネットバンクがあります。
解説
インターネットバンキングは、「オンラインバンキング」ともいい、インターネットを使った残高照会、送金指示、投資信託の買い付けなどの取引サービスを指します。携帯電話でできる同様のサービスを「モバイルバンキング」といい、フリーダイヤルの電話で指示をして取引をする形態を「テレフォンバンキング」といいます。インターネット専業銀行(「ネットバンク」ともいう)は、一般の銀行のように街の中に店舗を置くことなく、インターネットを通じてのみ、取引サービスを提供する銀行です。入出金は提携先のATMなどを使います。人件費を抑えることができるため、通常の銀行よりも預金金利を高く設定したり、ローン金利を低く抑えたりできます。
Financial用語
異業種の銀行参入
概要
銀行業以外の事業会社が銀行業務に参入すること。業務開始から3年目までに黒字化が義務付けられています。
解説
2001年に銀行法が改正され、異業種から銀行業に参入できるルールが確立しました。流通業からの参入と商社やメーカーがタッグを組みインターネットバンキングに参入する例が相次ぎました。セブン&アイホールディングスが2001年4月に設立したアイワイバンク(現・セブン銀行)は、コンビニエンスストアのセブンイレブン店舗内に設置したATMの手数料で利益を上げるビジネスモデルによって、3年で黒字化しました。預金とローンで収益を上げる従来の銀行とはまったく異なる収益構造で成功した事例です。一方、2007年10月に営業開始したイオン銀行は、従来型の銀行と同様、個人顧客の預金とローンが収益源です。グループ内のショッピングセンターやスーパーに銀行店舗を設けた対面サービスで、買い物のついでに立ち寄る層に絞った営業戦略が特徴です。

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