Financial用語

単利・複利、名目金利・実質金利【金融用語 基礎編】

Financial用語
単利・複利
概要
単利は利子をその都度受け取り、複利は利子を再投資。利子を元本に組み入れて再投資するかしないかの違い。
解説
リボ払いの利息は複利で計算されるので、元本のみならず利息に対しても利息がかかり、雪だるま式に借金が増していきます。金融商品によっては、利子を受け取らずに当初の元本に加えて運用するものと、利払いが訪れる度に利子を現金で受け取る(証券総合口座や預金口座に振り替えられる場合も含む)ものがあります。利子を受け取らずに元本に加えれば、その次の期間は利払い計算の元本が増します。これを利払いの度に繰り返せば元本が毎期ごとに膨らみ、利払いの回を重ねる度に受取利子の金額も増えていくのが複利の利子の付き方です。一方、単利の利子の付き方では、利払いの度に現金で利子を受け取ってしまう場合、償還まで投資元本が同じで、固定金利で計算される毎回の利子の額は同じです。
Financial用語
名目金利・実質金利
概要
名目金利は一般に金融商品などで目にする金利。実質金利は金利に物価変動の概念を加味したもの。
解説
金利が高ければ貯金が有利で、金利よりも物価上昇率が高ければ、貯金をせずモノを買った方が有利。例えば、年利1%の預金をした場合、この1年間に物価が2%上昇したとすると、預金の利子が付いただけでは1年前と同じものを買うことはできません。名目上の金利は年利1%ですが、物価との相対価値を考慮すると、実質的な金利はマイナスとなります。この場合の例では、預金利子よりサービスやモノの値上がりのペースの方が大きいと言え、預金者にとっては額面金額では利子相当分が増えていますが、買い物の手段としてお金を考慮すると不利な状況です。低金利を案じる声も聞かれますが、デフレの間は名目金利より実質金利の方が高い状態です。預金金利が付与されなくても現金の価値が上昇して、サービスやモノを買うよりも、ただ単にお金を所持しているだけで相対的に有利と言えました。この先、物価が上昇したとしても、低金利政策の維持が続くとなると、実質金利のマイナス場面に見舞われるかも知れません。

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