Financial用語 |
短期金利 |
概要 |
お金の貸し借りの期間が1年未満の金利。通常、数日から数カ月程度の期間の金利を指す。 |
解説 |
短期金利の市場は、言わば日銀が主導する相場。金利を下げることは、世の中のお金の量を増やすことと同義で、逆も同様です。短期金利は、実務上は無担保コール翌日物の政策金利や、短期金利の動きを判断する指標の1つであるCD3ヶ月物(Certificate of Depositの略称:譲渡性預金)などの金利を指すことが殆どです。民間金融機関が短期的な手元資金の余剰や不足を調整するコール市場などのインターバンク市場は、日本銀行が金融政策を実施する所でもあるため、政策によって誘導される特徴があります。短期金利は、世界中の多くの国でも政策金利として、景気調節のために各国の中央銀行がコントロールするという側面を持っています。 |
Financial用語 |
長期金利 |
概要 |
新発10年物国債利回りが代表的な指標で、1年以上に及ぶ期間の金融取引に適用される金利。 |
解説 |
アベノミクス政策で日銀の介入度が過度に高まりましたが、長期金利は本来、多くの投資家が参加する金融市場の取引結果です。人々からどれだけお金が必要とされているかで長期金利は上下します。景気が良い環境ではお金に対する需要が高く、高い金利を支払ってでも借りたい個人や会社が増え、長期金利は上がります。反対に、不景気でお金を使ってまで事業拡大をする時期ではないと判断される場合では、お金に対する需要が低く、長期金利はお金を借りやすいように引き下げ方向に働きます。また、長期金利はインフレ率も影響します。金利が上昇するためですが、人々が将来は物価が上がると思えば、市場ではモノの値段の上昇にお金の価値が追い付くようにお金に対する需要が高まります。 |