ドメイン
インターネット上の所属を示すものです。これを用いてコンピュータの住所を表したものをドメイン名と呼びます。
概要 |
コンピュータの住所を示すものとしては他にIアドレスがありますが、ドメイン名はこのIPアドレスを人間にとって覚え易い表記としたものです。ドメイン名は、実際の住所にも似た階層構造を持っています。 |
解説 |
ドメインとはインターネット上に存在するコンピュータの、所属を示すものです。これを用いてコンピュータやネットワークの住所をあらわしたものをドメイン名と呼びます。たとえばインターネットのホームページアドレスや、電子メールアドレスといったものには、必ず〇〇.co.jpというような文字列が付いています。この部分がドメインで、「そういった組織に属している」という意味を持ちます。
ネットワーク上の住所と言うとIPアドレスが思い浮かびますが、ドメイン名とはIPアドレスと対になるものです。IPアドレスは数字の羅列ですので表記そのものに意味を持たず、非常に覚えにくいものでした。そのため、これを人間に覚えやすい表記によってあらわしたものがドメイン名なのです。本来であれば、例えば49.211.35.192などのIPアドレスを指定してホームページを閲覧することになるわけですが、覚えづらいですよね。 しかも、指定した値が間違っていた場合、いったいどの番号が間違っていたかというのもきっとわからないでしょう。そこでドメイン名。49.211.35.192などのIPアドレスが〇〇.co.jpなどのドメイン名に対応付けられています。これによって分かりづらい数字の羅列ではなく、意味を持った文字列によりアドレスを指定することができるのです。人間に覚えやすい表記を用いてネットワーク上の住所を表すという特徴から、ドメイン名は実際の住所をあらわすのにも似た階層構造を持っています。 「.」で区切られた右側から広い範囲の所属をあらわしており、jpの部分が国、COの部分が組織の種類、○○の部分が組織の名前、そしてWWWがコンピュータ名となります。つまり意味としては「日本の企業で○○という組織にあるWWWという名前のコンピュータ」ということになるのです。 |