JPNIC
社団法人日本ネットワークセンターの略称です。この組織では、日本におけるグローバルIPアドレスの割り当て業務を行っています。
概要 |
グローバルIPアドレスは、世界中で1つしかない値とする必要があるため、値が重複しないように萱理する必要があります。そのため、各国には専門の機関が設けられており、その管理下でグローバルIPアドレスの割り当てを行います。日本でその業務を行っているのが、JPNICというわけです。 |
解説 |
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンターの略称で、日本におけるIPアドレスの割り当て業務を行っています。インターネット上で使用するグローバルIPアドレスは、世界中で1つしか存在しない値にする必要があります。そのため、各国に専門の機関が設けられており、その管理下で割り当てを行うようになっています。日本においてこの役割を担当してるのがJPNICです。
当初JPNICでは、IPアドレス管理の他にJPドメイン名の登録や管理といった業務も行っていました。しかし現在では、JPNICが設立した民間企業のJPRS(株式会社日本レジストリサービス)ヘドメイン名の管理業務を移管させ、JPNIC自身はドメイン名に関する研究や国際的なルール作りに注力しています。日本国内におけるIPアドレスの扱いは、JPNICによって各ISP(Internet Services Provider)にグローバルIPアドレスが割り振られ、その範囲内でISPによって各ユーザーに割り振られるといった仕組みになっています。 そのため、一般ユーザが直接JPNICと関わりを持つことはなく、国内唯一の管理団体でありながらあまり一般ユーザに馴染みはありません。JPNIC自身は、国際的なインターネット管理組織であるICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の下部組織と位置付けられており、国際的な協調を含む働きが重要視されています。 |