LAN
事業所やビル内など、比較的狭い範囲のコンピュータ同士をつなぎ、ネットワーク化したものをLANと呼びます。
概要 |
LANでつながれたコンピュータ間では、情報を自由にやり取りすることができます。 |
解説 |
LANとはローカル・エリア・ネットワークの略で、事業所やビル内といった比較的狭い範囲のコンピュータを専用のケーブルで接続し、ネットワーク化したものを示します。最近では家庭でもこうしたネットワークを構築する例は多く、その場合は家庭内LANやホームネットワークといった言葉が用いられています。LANには接続の形態によってスター型、バス型、リング型という3つの種類が存在し、その通信を制御する方法にもEthernet、FDDI、Token Ringなどといった種類があります。
現在ではEthernetによるスター型LANが主流となっています。LANを利用することのメリットは、複数台あるコンピュータの有効活用という点にあります。LANが構築されていない、つまりネットワーク化されていない環境では、コンピュータ同士で直接データのやり取りをする術がありませんでした。作成した文書は一旦フロッピーディスク毎どに移し、それを他のコンピュータに持っていって読み込ませる必要があったのです。 LANが構築されている環境では、こうした不便さはすべて解消されます。文書や画像に限らず、コンピュータ上の電子データはすべてLANを通じて相互にやり取りできるようになり、プリンタやDVD-R/RWドライブといった周辺機器も、ネットワークを介して他のコンピュータから扱えるようになります。こうしたメリットから、複数台のコンピュータを利用している環境では、オフィスや家庭といった枠に関係なくLANが利用されるようになってきているのです。 |