Financial用語

公募・私募【金融用語 基礎編】

Financial用語
公募
概要
資金調達や投資信託などで新しく資金を集める際に、特定の投資家だけでなく広く不特定多数の投資家から募集をすること。
解説
投資信託証券を発行して投資資金を集めたり、債券や株式などの有価証券を新規に発行して出資を募ったりすることを「募集」といいます。この時、広く一般の投資家に向けて均一の価格で証券を発行し、資金を集めることが公募です。公募は、それまで非上場だった会社の株式が上場する際に増資をする、投資信託が新しく発行される、事業拡大などで新たな資金が必要、といった場合に資金を集める方法の一つです。公募による資金調達では、投資家保護の観点から、特定の投資家から資金を募る私募に比べて、情報開示や発行手続きの面での決まりが厳格です。公募の際の価絡を公募価格といいますが、公募価格の決定に関しては、著しく不公正にならないことが法で定められています。
Financial用語
私募
概要
有価証券を発行して資金調達をしたり、投資信託を新規に発行する際に、特定の投資家に対して募集をすること。
解説
私募は、債券や株式などの有価証券を発行して出資を募ったり、投資信託証券を新規に発行して投資資金を募る際に、特定の投資家から資金を集めることをいい、公募に対する用語になります。私募発行には、機関投資家や金融機関を対象とする「適格投資家募集」と、50名未満の投資家を対象とする「少人数募集」があります。特定の投資家を対象に募集するため、発行時や運用中のディスクロージャーに関する規制が公募に比べて緩和されています。比較的自由な運用で、デリバティブを活用するなど積極的な投資による運用が行われていることが多く、また開示資料の作成コストの負担が軽い点は、運用成果にも反映します。そのぶん利益を押し上げることにもなりますが、投資家一人当たりの出資金額が高額であることが多く、解約に関して厳しい縛りがあるケースもあり、流動性が低い点がマイナス面と言えます。

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