Financial用語

新発債/既発債、格付【金融用語 金融商品編】

Financial用語
新発債/既発債
概要
新規に発行・募集されている債券が新発債、過去に発行されていて市場もしくは相対で取引されるのが既発債。発行から1日でも経てば既発債。
解説
新発債は新規発行の債券で、既発債は既に発行された債券です。債券の取引時点で、いつ発行されたものかによって分類した名称です。同じ債券でも、発行時は新発債、その後は既発債になります。新発債は募集という形で資金を集め、それに応じる投資家が資金を払い込み、発行されます。別途に手数料はかかりません。既発債は、ほかの投資家が保有していた債券が中途換金される時、市場を通じて、または相対取引(店頭取引とも言う)で買い付けます。取引所を通じて購入する際は売買委託手数料がかかり、相対取引の場合は単価に手数料が含まれています。
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格付
概要
債券の元金や利子(または預金や保険金)が確実に支払えるか、債券の発行体や預金取扱機関、保険会社などの安全性をランク付けしたもの。
解説
格付は、内閣府令で定められた「指定格付機関」が、会社や金融機関、国、地方公共団体の発行する債券の元利払い、預金の支払い、保険金の支払いなどの確実性を調査してランク付けしたものです。評価はアルファベットや数字、「+、-」などの記号で表現されます。格付が高ければ利回りが低く、格付が低ければ利回りが高い傾向にあります。一般に、「BBB」以上の格付を投資適格格付とし、「BB」以下を投機的格付、または投資不適格としています。格付は元利払いなどの可能性の目安にはなりますが、あくまでも第三者である格付機関による意見です。格付機関によっても見方に差があるものです。また、発行会社の経営状態は常に変化しています。それによって、格付が何段階も見直されることもありますので注意が必要です。

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