Financial用語

自己資本、有利子負債【金融用語 金融商品編】

Financial用語
自己資本
概要
貸借対照表の「純資産の部」のうち、株主から受けた資本金や会社が積み上げてきた利益など、返済の必要がなく会社が自由に使える資金のこと。
解説
2006年5月に会社法が施行される前、自己資本は「株主資本」や「純資産」と同じ意味で使われ、総資本(=総資産)から負債を引いた金額のことでした。会社法施行後の自己資本は、株主の出資が元手の「資本金」や「資本余剰金」「利益剰余金」などで構成される本来の株主に帰属する部分に「評価差額等」を加えたものと定義されています。「新株予約権」や「少数株主持分」は含まれません。投資判断の際は、会社の利益の積み上げである「利益剰余金」を見るだけでも十分です。利益剰余金が蓄積されるにつれ、自己資本が厚みを増すからです。
Financial用語
有利子負債
概要
貸借対照表(バランスシート)上の「貸方」の負債のうち、金融機関などからの借入金や社債など、金利を付けて返済する必要がある借金。
解説
有利子負債は、短期借入金や長期借入金、社債、1年内返済金、償還社債などです。一方、金利の発生しない負債は買掛金や未払金です。妥当な有利子負債の額は、業種や会社の規模によりまちまちです。目安は、1年間の売上高で返せる程度で、それ以上の有利子負債があると経営は苦しくなると言われます。また、総資本のうち、有利子負債の比率を見る「有利子負債依存率(度)」や、自己資本に対する有利子負債の比率である「有利子負債比率」を使うと、有利子負債の額がその会社の規模に見合う程度かどうかをチェックできます。有利子負債は、日々金利が発生します。有利子負債の金額が大きければ利払い費用の負担が重く、会社の利益は減ります。つまり、身の丈にあった借金でないと苦しくなるのです。

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