ネットワーク用語

ADSL【ワイド・エリア関連用語】

ADSL

アナログ電話用の銅線を用いて高速なデジタル通信を行う、xDSLの一種です。

概要
非対称(Asymmetric)という名が示す通り、電話局→加入者宅(下り)と電話局←加入者宅(上り)で速度が違うのが特徴です。ADSLは、周波数帯域の非対称性から、インターネットから画像や文章を持ってくる下り用途(ダウンロード)が速く、逆の上り用途(アップロード)は遅くなっています。データ通信はスプリッタによって切り分けられて、NTTの電話交換機を介さずにインターネットヘ繋がるため、利用時間に関係なく一定額でサービスを受けることができます。
解説
電話局と加入者宅間にアナログ電話用として敷設されている既存の銅線を用いて、数Mbpsという高速なデジタル通信を行うための技術の1つで、XDSLの一種です。非対称(Asymmetric)という名前が冠されている通り、電話局→加入者宅(下り)と電話局←加入者宅(上り)で通信速度が異なっており、下りの場合で1.5~50Mbps、上りの場合で512kbps~5Mbpsという速度になっています。

これは、主にインターネットのような利用を想定した場合、画像や文章などをダウンロードする用途の方が多いため、電話局→加入者宅(下り)速度を高速にした方が適しているからです。ADSLでは、既存の電話線を利用することになりますが、アナログ通話で使われている4kHzまでの周波数より高い周波数帯域を使って通信を行います。両者はスプリッタという器具によってアナログ通話用信号とデータ通信用信号に切り分けられますので、互いに干渉しあうこともなく、同時に電話とインターネットを使用することができます。

さらに、データ通信部分に関しては、NTTの電話交換機を介さないために、電話と違って利用時間に関係なく、定額料金でサービスを受けることができます。日本では、ISDNと干渉する恐れがあるとの理由から実用化が遅れ気味でしたが、現在では光ファイバによるFTTH(Fiber To The Home)と並行して、広く一般に普及しています。

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