Financial用語 |
保険契約の満期/更新 |
概要 |
満期は、保険契約の期間が満了すること。満期を迎えた後に契約を継続できる制度が更新。 |
解説 |
終身保険は、被保険者の死亡によって保険契約が終了し、満期という概念はありません。定期保険、養老保険のタイプの保険契約には、契約の満了である満期が設けられています。定期保険や医療保険では、満期後に80歳などの保険会社が定める年齢までは契約を継続できる制度があり、これを更新と言います。定期保険や医療保険(特約を含む)は、長期にわたって保険期間を設定する「全期型保険」より、5年、10年という短期にして、その期間が満了するごとに更新するか、その保険を止めるかを選択する「更新型保険」が多く利用されています。通常、更新の2週間までに申し出なければ自動的に継続されます。更新の際は、健康状態にかかわらず原則としてそれまでと同じ保障内容・保障金額で継続されます。更新時の年齢によって保険料が再計算されるため、通常は保険料が高くなります。 |
Financial用語 |
解約返戻金 |
概要 |
保険契約を解約した場合に保険契約者に払い戻されるお金。金額は保険種類、年齢、保健期間、経過年数などで決まります。 |
解説 |
それまで結んでいた保険契約を、将来にわたり解消することを「解約」と言います。解約によって契約は消滅し、それ以後の保障はなくなります。一度解約をした保険は元に戻すことができません。解約をした時に保険会社から保険契約者に支払われるお金を解約返戻金と言います。一部の貯蓄性のある保険商品を除き、通常は、解約返戻金は払い込んだ保険料より少なくなります。保険料や掛金は貯蓄のように単純に積み立てられて運用されているものではなく、死亡保険金や運営の費用に使われているからです。よく「保険契約を解約をすると“損”をする」と言われますが、解約までの間の経費や保障に対する保険料として使われていたと考えます。解約返戻金の金額は、保険種類、年齢、保険期間、経過年数などで決まります。特に契約後短期間で解約をした場合には、まったくないか、あっても少額です。保険証券に解約返戻金額を経過年数ごとに記載している保険会社もあります。 |