ネットワーク用語

クラウド【インターネット関連用語】

クラウド

インターネットを「雲(cloud)」と比喩表現したもの。ネットの向こう側を意鐡せずにサービスを利用することができる、クラウド・コンピューティングの略称です。

概要
クラウド・コンピューティングの世界では、利用者は特定のハードウェアやソフトウェアではなく、サービスそのものに対して使用料を支払います。ネットにつながる環境さえ用意できれば使用できるため、初期導入コストが低く抑えられるのと、データの保存やシステムの維持管理まで、お任せで済むというあたりが利点です。
解説
クラウドとは、雲(cloud)の意味。クラウド・コンピューティングの略称です。IT業界では昔から、システム構成図などでネットワークを書き表す際、雲にたとえて図式化するのが慣例でした。つまりクラウド・コンピューティングが示す「雲」とは、ネットワークをあらわしています。

データやソフトウェアを手元のコンピュータの中ではなく、雲(ネットワーク、ここでは特にインターネットを指す)の向こう側にあるサーバ群で管理し、ユーザは必要に応じてこれにアクセスして利用する。そうしたサービス形態を示すものです。身近な例で言えば、Google社が提供するWebメールサービス(GMail)や、DropBox社に代表されるオンラインストレージサービス(インターネット上のHDD空間を任意に共有し、どの端末からでも使えるようにしたサービス)などがあります。

単純に言ってしまえば、「色んな端末からインターネット経由でアクセスしてサービスが受けられるようにしたもの」…という理解で良いでしょう。このようなクラウド型のサービスにおいて、ユーザが利用するために必要となるものは最低限の接続環境だけです。したがって導入コストも低くおさえられますし、データ管理やバックアップは基本的にサービス提供側任せ。自社で管理するよりもコストダウンを図ることができます。

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