Financial用語

通貨切り下げ、ドルペッグ制【金融用語 国際金融編】

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通貨切り下げ
概要
ある通貨(基本的には基軸通貨であるアメリカドル)に対して、自国の通貨の価値を下げること。固定相場を採用する通貨が行う政策。
解説
過去に円が固定相場だった時代にニクソンショックが起こり、円に対してドルが切り下げられました。1ドル=360円から1ドル=308円へと円高・ドル安水準に変更されたのです。これは米国がドルを切り下げた例です。通貨切り下げとは、自国通貨の価値を下げることです。自国通貨を切り下げると、国際市場で外貨建ての輸出品は値下がりして輸出が増え、輸出産業の収益力が上がり、その国の経済が活性化します。一方では、輸入品価格の相対的な値上がりが物価の上昇につながり、消費者の日常生活にダメージを与える可能性もあります。通貨切り下げの反対が「通貨切り上げ」で、自国通貨の価値を上げることです。切り上げ国の輸出産業に逆風、輸入品に追い風となります。
Financial用語
ドルペッグ制
概要
自国の通貨と、アメリカドルとの為替レートの交換比率を一定に保つ制度。アメリカドル以外の通貨との為替レートは変動します。
解説
自国・地域の通貨と特定の外国通貨の交換比率を一定に保つ為替制度を「ペッグ制(ペッグ=釘で止める)」といい、特にアメリカドルとの交換比率を固定することをドルペッグ制といいます。ペッグ制は、一般に貿易規模が小さく、競争力がある産業を持たない国などが採用しています。貿易を円滑に行うなどの理由で、自国と貿易上の結び付きが強く、経済的に関係が深い経済大国の通貨と連動させています。例えば、中南米の多くはドルペッグ制です。経済成長が著しい中国では、2005年7月にアメリカドルとのペッグ制において交換比率を見直しましたが、2008年7月には世界経済の悪化を理由に再び事実上のドルペッグ制に戻しています。

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