Financial用語 |
シカゴ・マーカンタイル取引所 |
概要 |
北米最大の先物取引所。金利、株価指数、為替、商品などの先物が上場、日経平均株価指数先物取引も上場しています。 |
解説 |
シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange:CME)は、シカゴ商業取引所やシカゴ市場と呼ばれています。運営はCMEグループで、ほかにシカゴ商品取引所(CBOT、シカゴ穀物市場)やニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)を傘下に収めています。CMEグループは、金利・株式・原油・穀物・貴金属の先物取引などを広く扱い、北米最大のデリバティブ市場です。シカゴ・マーカンタイル取引所は、24時間稼働の電子取引システムグであるGLOBEXを運営しています。GLOBEXではS&P500先物取引やNASDAQ100先物取引などのほか、日経225先物も取引されています。投資家は、日経225先物が上場している大阪取引所がクローズしている時間でも、GLOBEXによって日経225先物の動向をつかむことができます。特に寄付直前のシカゴにおける日経225先物の動きは、その日の日本市場を読む上で注目されます。 |
Financial用語 |
タックス・ヘイブン |
概要 |
産業に乏しい国や地域が、政策により低税率・非課税や緩い金融規制で海外マネーを呼び込んでいるオフショア市場。 |
解説 |
タックス・ヘイブンは、租税回避地と訳されます。ヘイブンは「天国(heaven)」ではなく、「避難所(haven)」という意味です。明確に法で定められた定義はありません。日本の租税特別措置法では、法人税の実効税率がおおよそ20%以下となる国や地域を、事実上タックス・ヘイブンと認定しています。タックス・ヘイブンにペーパーカンパニーを設立し、別の国から資金を調達して先進国の株式や債券を購入するという手法の投資家もいます。さらに、この運用手法は証券化ビジネスにも多用され、タックス・ヘイブン国籍の投資信託を投資家に販売しているケースもあります。実際、日本国内で販売されている外貨建てで外国籍の投資信託の多くは、タックス・ヘイブンに設立した運用会社によって運用されています。 |