Financial用語

金融債、WB【金融用語 金融商品編】

Financial用語
金融債
概要
特別法に基づいて認められた特定の金融機関が発行する債券。利付金融債と割引金融債があるが、現在の発行は農林中金の利付農林債のみ。
解説
金融債は、長期信用銀行法や商工組合中央金庫法などの特別法に基づいて認められた金融機関のみが発行できる債券です。中小企業向け金融の商工中金や、農林漁業事業者向け金融の上部組織である農林中金などは、融資に使うための資金として自己資本の30倍まで金融債を発行できます。日本経済の成長期には企業の融資が多く、長期信用銀行の金融債は事業資金に使われました。しかし、企業融資が減少し金融債の発行も縮小、現在では、長期信用銀行に分類される金融機関はありません。金融債には、半年ごとに利子が支払われる「利付債」と割引形式で発行される「割引債」があります。しかし、金融債の発行を終了する金融機関が増え、現在は農林中金が機関投資家向けに農林債を発行しているだけです。
Financial用語
WB
概要
一定の期間内にあらかじめ決められた値段で発行会社の新株を買うことができる権利(ワラント)の付いた社債。新株予約権付社債。
解説
2002年4月の商法改正により、ワラント債の法的な位置づけが従来と変わりました。「ワラント」は一種のコールオプションで、「発行時に決められた権利行使価格で新株(新規に発行される株式)を買うことができる」という権利の部分だけです。その権利には価値が付いて売買されています。権利行使期間が過ぎるとワラントの価値はなくなります。権利行使とは、新株を買うことです。ワラントと債券が一緒についているワラント債がWB(Warrant Bond:新株予約権付社債)と呼ばれるもので、従来の非分離型ワラント債のことです。CBと違う点は、権利行使をして発行会社の株式を買っても償還までは債券が消滅せず、債券部分の残高が変わらないことです。債券部分は普通社債と同じで、通常よりは低いですが金利が付き、額面金額で償還されます。

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