Financial用語

MBO、株主代表訴訟【金融用語 金融商品編】

Financial用語
MBO
概要
経営陣が、その会社の経営権を取得することを目的に株式を買い取ること。会社の買収の手段の1つ。
解説
MBO(Management Buy-Out:マネジメント・バイアウト)は、M&Aの1つです。株式会社の経営陣が、株主からその会社の株式を買い取ることで成立します。オーナーでない経営者が金融機関などから融資を受け、市場やオーナー、親会社から株式を買い取るケースが多いようです。日本では、バブル崩壊後の1990年代後半ごろから事業再編の一環で普及しました。リストラが一巡した後は、敵対的TOBの防衛策として行われる事例が相次ぎました。MBOでは、株式を買い取った後、その会社を上場廃止にする例が多いです。経営陣自らが新しい株主になるので、経営陣以外の発言を抑えて自由な事業戦略を展開する目的で上場廃止を選ぶ場合があります。資金力が豊富なら、上場を継続して広く一般の投資家から資金調達をする必要性も低く、総合判断でMBOを選ぶのでしょう。
Financial用語
株主代表訴訟
概要
不正行為など会社に損害をもたらした取締役や監杳役などの役員に対して、株主が会社に代わって損害賠償の訴訟を起こすこと。
解説
株主代表訴訟(代位訴訟)は、株式を6ヵ月以上持っている株主なら、誰でも行うことができる、責任追及等の訴えです。株主から委託されて会社を経営する取締役は、会社に対し責任を負っています。取締役が不正行為や会社に不利益を与えると、本来は会社が取締役の責任追及をします。この時、会社が責任追及を怠った場合、株主が会社に代わって、その取締役に損害賠償請求をする訴訟が株主代表訴訟です。民法による損害賠償制度の消滅時効が10年のため、会社が損害を被ってから10年間は訴訟ができます。株主が勝つと、取締役は会社に与えた損害を個人で会社に賠償しなければなりません。株主は会社に訴訟費用を請求できますが、賠償金は受け取れません。株主が敗訴した場合、訴訟費用は株主の負担です。

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