Financial用語

第二地方銀行、長期信用銀行【金融用語 金融機関編】

Financial用語
第二地方銀行
概要
小規模の法人を対象とした融資業務を行っていた相互銀行などが、転換して普通銀行となった銀行。地方銀行と業務内容にほとんど違いはない。
解説
第二地方銀行は、かつての相互銀行が普通銀行に転換したものがほとんどで、「第二地方銀行協会に加盟する銀行」と定義されています。預金を資金源にして融資を行う預金取扱金融機関です。第二地方銀行は、営業基盤を地方に置く「地域金融機関」で、地域密着型金融を特徴としています。主に中小企業を顧客とする地域金融では、昨今の厳しい経済環境への対応が求められています。中小企業の資金繰り支援、起業・創業支援を目的とした地域ファンドへの出資、地域再生プロジェクトヘの参画など、金融サービスを中核にしたビジネスサポートには期待が寄せられています。金融庁が、地域金融を活性化するための規制緩和に乗り出しました。経営統合した地銀同士で、資金を自由に融通し合うことを認めています。これにより、地元の中小企業に融資を増やすことができます。
Financial用語
長期信用銀行
概要
長期の産業用資金を貸し出しするために金融債を発行して資金集めをする銀行。現在、日本国内には存在しなくなりました。
解説
かつては、日本興業銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行の3行が長期信用銀行として存在していました。長期信用銀行では、「ワリチョー」「ワリコー」などの愛称で知られる金融債を発行して資金を集め、産業用の資金調達のパイプ役として、戦後から高度経済成長期には重要な役割を果たしていました。しかし、近年では事業会社が社債を発行するなど、資金を市場から直接調達するケースも増え、長期信用銀行が資金調達の役割を担う時代とはいえなくなりました。日本興業銀行は、2000年9月に統合してみずほフィナンシャルグループになり、日本長期信用銀行は、新生銀行となった後に2004年4月に普通銀行になりました。2006年4月1日にあおぞら銀行(かつての日本債券信用銀行)が普通銀行に転換したことをもって、現在では長期信用銀行に分類される銀行は日本には存在しなくなりました。

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