Financial用語

ホールセール、ALM【金融用語 金融機関編】

Financial用語
ホールセール
概要
中央銀行と市中銀行の間の取引。または法人や機関投資家、地方自治体などを対象にした大口顧客向けの金融サービスを指す場合もあります。
解説
ホールセールは、「卸売り」という意味です。そもそもは中央銀行と市中銀行との間の資金決済です。さらに事業の運転資金や投資家の運用資金などを融資したり、社債の発行やM&A、ビジネスコンサルティングなどの業務を指す場合もあります。ホールセールと個人向けのリテールでは、取引金額の規模が大きく異なります。ホールセール営業では、1回の取引額が大きく、金利や手数料が多額なので銀行は効率良く収益を上げられます。また、企業向けの融資なら財務諸表で経営状況を把握できるため、返済能力を査定する特別なノウハウが必要ない点も効率的です。さらに大企業などでは、子会社や関連会社も含めて大勢の従業員を抱えていることから、給与振込等の手数料も多額に得られます。しかし、返済が滞ると不良債権も規模に応じて大きくなりやすいリスクもあります。
Financial用語
ALM
概要
金融機関が為替や金利の変動などによるリスクを抑えつつ、最大の収益を得る目的のリスク管理手法。資産と負債を総合的に管理します。
解説
ALM(Asset Liability Management)は、日本語で資産負債管理と訳されています。近年における金融機関の業務は、金融の自由化やグローバル金融の影響で、より経営上のリスクが高まっています。金利や為替相場の変動は、金融機関の経営にとって避けられないリスクです。「想定されるリスクをすべて考慮して資産や負債を一元的に管理し、損失額をなるべく小さく、収益はできるだけ大きく」という総合的なリスクコントロール手法です。金融機関の経営面において、自己資本比率を一定水準以上に保つためには、リスクコントロールは不可欠です。ALMが米国で導入された1970年代後半頃は、金利変動リスクに備えて、資産と負債を残存期間別に分析していました。近年では、ALMの手法がより高度になり、あらゆるリスクを測定し、全体のリスク量を対象にするようになりました。

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