価格変動の傾向、ビットコインを購入するタイミング

ビットコインは値上がりを続けており、バブル状態にあると考える識者もいます。このレッスンではビットコインを購入するタイミングについて説明します。

各取引所で異なるビットコインの価格を確認する

ビットコインの取引は24時間365日可能です。ですので、レートの確認もいつでも行えます。自分が売買している各取引所の取引画面でレートを確認するのが一般的です。取引所によってはスマートフォンでレートをチェックできるところもあります。

また、レートの確認方法としてチャートというデータを見るのが一般的です。チャートとは、過去の相場の動きをグラフ化して見通しを立てやすくしたものです。たとえば、日足チャートなら、1つ1つの足と呼ばれる棒状のグラフが1日の値動き(高値、安値、始値、終値)を表しています。

ただ、1点注意が必要です。ビットコインは、東証やダウなどのような取引所があるわけではありません。たとえば、トヨタの株価なら、東証でいくらと決まっていますが、ビットコインは世界中のいろいろな取引所で取引されているため、各取引所でレートが異なります。

たとえば、日本のある取引所では12万円なのに、中国の取引所では11万9,000円(元を日本円換算)ということも起こり得るのです。また、それぞれの取引所で市場参加者の質も違うのでチャートの形が違うこともままあります。

とくに相場が大きく動いたときはリクイディティ(流動性)の違いから大きくずれることがあります。一部の投資家はこのレートのずれを利用して取引(裁定取引:アービトラージ)する人もいます。こういったビットコインの特性を十分留意しましょう。

ビットコインは価格の変動が大きい

2013年から年次の騰落率を見てみると、ビットコインは上がるだけではなく、大きな価格変動を起こしています。2013年には前年の35倍になり、2014年にはO.35倍に、2015年には1 .7倍になり、2016年には2.3倍、そして2017年には10月までに5.7倍の値上がりが起こっています。

つまり、毎年価格が半分以下になったり、倍以上になったりしているということです。2009年10月5日に初めてビツトコインに値段が付いたときの価格は、0.00076ドル(0.085円)でした。2017年11月現在は60~80万円前後で推移しているため、誕生から700万倍の価格になったと見ることもできます。

例えば、アメリカドル/日本円の年間の変動率は10~25%(1 .1~1 .25倍)程度であり、一般に通貨と呼ばれるようなアメリカドル、円と比べると不安定です。とはいえ、株式市場では1年で1,000%の高騰を見せることはよくあるため、通貨よりは動きが活発な株に近いと考えれば問題ないでしょう。

ビットコインのニュースに注目しよう

ビツトコインは、通貨や株式などと異なり、政府の主要指標や企業のIR情報など、特定のレート決定要因などはありません。そのため、ビツトコインのユーザーは、掲示板などを通じた情報収集や、ツイッターなどのSNSを通じた情報を頼りに市場判断を下します。

ビットコイン業界においてもニュースサイトが存在しており、日本国内にも「ビットコインニュース」(ビットバンク)「コインチョイス」(エムフロ)、「ビットプレス」(キャピタル・エフ)など複数のニュースサイトがあります。

ビットコインを熟知した人はツイッター上で情報を収集したり、技術の議論を行ったりしていますが、初めのうちはこれらのニユースサイトから情報を集めるのが得策です。注目すべき話題は、プロトコルのアップデートや、事前から計画されている半減期、または政府などによる規制発表などです。

プロトコルのアップデートはビットコインの改善にかかわる変更であり、半減期はマイナーの収益が半減する大きな節目を意味します。政府が規制方針を決めると、事業者はそれに合わせてサービスを作り上げます。

過去に大幅な価格変動が起きた出来事

ビツトコインに大規模な価格変動をおよぼす要因は、「ビットコインの価値が再確認されたとき」や「ビツトコインのネットワークにかかわる事柄が起きたとき」です。過去の事例をさかのぼると、前者の例では2013年のキプロス危機が当てはまります。

やブロス危機では、キプロス国内の預金者に対して預金封鎖が行われ、最大9.9%の預金税が課されました。このことで銀行への不信感が生まれ、預金税を回避するためにビツトコインが買われ始めます。同3月には3,000円だったのが4月には2万6,000円の価格を付けました。

また2013年11月には、バーナンキ元FRB議長がビットコインを容認する発言をし、1ヶ月で倍近くに高騰しました。ビットコインのネットワークにかかわる事例としては、マイニング幣酬が半分になった2016年7月の半減期に、マイナーが採掘利益を得られなくなると同時に、市場に供給されるビツトコインが半減されるため、希少性が高まるとの見立てから高騰しました。

また、2017年8月の「SegWit」と呼ばれるプロトコルアップデートにおいては、その期待感から2倍の価格になりました。

1通貨も大きく変動する

ベネズエラの通貨であるボリバルは、すでに過去3年間で99%下落しており、エジプトの通貨であるポンドは2016年内に60%下落しました。ナイジェリアのナイルも、40%ほど外貨に対して減価しています。また、2008年9月のリーマン・ショックでは、一夜にしてアメリカドル/円相場が20%の価格変動に見舞われています。

2適性価格が測りにくい

ビットコインには通貨における要人発言や雇用統計、工業指数などの指標なく、相対的な適正価格が測れません。したがって、ビットコインの投資家は各人がそれぞれ独自の定性判断で適正価格を探っています。

3ニュースでビットコインの技術を学ぼう

ビットコインはほかの業界に比べて、技術主導で様々な意思決定やサービスの開発が進んでいます。そのため、技術のことに触れたニュースも多く配信されます。ニュースから技術を学ぶことで、「ブロックチェーン」や「ICO」についても理解できるようになります。

確かな「買いどき」はない
ここまでの解説を一蹴するようないい方になってしまいますが、「このタイミングで誰もが買ったほうがいい!」という絶好の買いどきは存在しません。というのも、誰もが買いどきだと思って買えば、それよりも前に買っている人が利益を確定しようと売却するかもしれませんし、売り手として市場に参加している人は大口の売り注文を行って意図的に値下がりを狙うかもしれないからです。ですから、自分の判断で「買いたい」と思ったときこそが買いどきなのだと思います。

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